私が使用する タロットカード ウェイト版について

こんにちは^^ayukoです。

私が主に使用している、タロットカード ウェイト版についてのお話しをしたいと思います。
このカードは、『ライダー版』とも呼ばれたりしています。

ウェイト版タロットカードとは

たくさんの種類があるタロットカードの中で、ウェイト版のタロットは中でも1番人気で、今や世界中で最もメジャーなタロットです。

ウェイト版のタロットカードは、1909年にイギリスのロンドンにあるカード印刷会社、ライダー社から発売されました。
このカードの作者は近代西洋儀式魔術の魔術師である、アーサー・エドワード・ウェイト。そして絵を担当し、描いたのは、画家のパメラ・コールマン・スミス

ライダー社から発売されたので、「ライダー版」また、パメラのタロットカードのへの功績を認めて、「ウェイト=スミス・タロット」などと呼ばれたりしています。

作者のアーサー・エドワードウェイト氏と、図柄を描いた、パメラ・コールマンスミスの事について少し触れたいと思います。

アーサー・エドワード・ウェイト
(1857年10月2日-1942年5月19日)

1857年10月2日 アメリカ合衆国ニューヨークブルックリン生まれ

1891年34歳の時に、魔術結社である「黄金の夜明け団」に加入します。
黄金の夜明け団は20世紀最大のオカルト組織と言われ、魔術やタロットの研究が行われていました。
隠秘学、秘教、魔術に関する多数の著書を執筆し、文筆家として大成していきます。
1909年に同じ「黄金の夜明け団」に所属していたパメラ・コールマン・スミスとともに、ライダーウェイト版のタロットカードを作り上げます。

パメラ・コールマン・スミス

(1878年2月16日-1951年9月18日)

1878年2月16日にロンドン中心部に生まれます。

1901年にロンドンを拠点に多くの芸術家と交流を持つと、友人の紹介で黄金の夜明け団に入会。
そこでウェイトと出会います。
西洋神秘主義の影響を受けた2人が共同で1つのタロットデッキを作ることになります。
ウェイトは自分にはイラストが描けなかったため、ウェイトが構想を、パメラが絵画を担当します。

ウェイト版のタロットの大きな特徴は、小アルカナにあります。
それまで使用されていたマルセイユ版と言われるタロットカードの小アルカナ56枚は、単純な数と記号としてのカードしかありませんでした。
しかし、ウェイト版は小アルカナにも誰もが解釈しやすい絵を描いたため、これがライダー・ウェイトタロットデッキの大きな特徴となり魅力となっていきました。
タロット史上、初めて小アルカナを含む78枚すべてのカードに絵柄がつけられのです。

※ 例えば同じ「カップの10」のカードでも、↑の図の様に、随分違います。

ウェイト氏の死後 ~タロットは世界中に広がることに~

ウェイト版タロットの出版から33年後、ウェイトは第二次世界大戦中に亡くなりました。
そして第二次世界大戦が終わり、ライダー社からウェイト版タロットが再び出版されると、ヨーロッパやアメリカなどで爆発的な人気となります。
この頃にアジア諸国にもウェイト版タロットが渡ったと言われています。
それから100年以上経った現在、世界中で最も愛用されているタロットカードになりました。

ウェイト氏が考える『タロットカード』と『占い』

最後にウェイト氏は、どの様な世界をタロットカードに描いたのか、また占いについてどのように考えていたのかのお話しです。

実はウェイト氏はあまり占い自体には興味がなかった様で、タロットを占いに特化した道具として作ってはいません。
ウェイト版タロットは以下の3つの世界についての象徴を示すために作ったと言われています。

神界・・・ 神話、神学の神秘世界
マクロコスモス・・・宇宙の神秘世界
ミクロコスモス・・・人間精神の神秘世界

ウェイト氏の思想をひもといてみると、タロットは占いの道具として作られたわけではなく、彼自身が考える宇宙観を表現したなのです。
つまり「人間の心」「それを取り巻く見えない世界」「実際に起こる現実的な出来事」を表しており、これらを結びつけるためのツールとしてタロットを作ったと言えそうです。

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