知っていると楽になる「怒りの正体」

こんにちは、あゆこです^^

私たちは日々の中で、様々な感情を抱きながら生きていますが、特に「怒り」は
自分を苦しめ、感情のまま周りに当たりちらせば、周囲にも多大な迷惑をかける感情です。
でも、感情に流されるのではなく、その怒りがどこから来るのかに気づくことができれば、
少しは心が穏やかになるでしょう。

今日は、怒りの正体に目を向け、怒りの扱い方について考えてみたいと思います。

目次

怒りは「二次感情」 裏には隠れている本当の感情がある

「怒り」は、一見すると瞬間的に湧き上がる感情のように感じますが、実はその背後には、もっと深い「一次感情」が隠れていることが多いです。

例えば、相手が自分の話をちゃんと聞いてくれないと感じたときに、腹が立つとします。
自分の気持ちを深く探ってみると、その怒りの根底には「失望」や「無価値感」があることに気づくでしょう。
「自分は尊重されていない」という気持ちが、怒りとして現れるのです。

人が怒りやすい2つの場面

① 自分が大切にしているルールが破られたとき

怒りを引き起こす大きな要因は、「○○すべき」という自分の中のルールや価値観が破られたときです。
私たちは、無意識のうちに「こうあるべき」「こうするのが当然」といったルールを持っていて、それが守られないとき、強い怒りを感じることがあります。

たとえば、約束を守らなかったり、失礼な態度を取られたりした場合でも、その背後には「相手は私を尊重すべきだ」「人としてこうあるべきだ」といった期待やルールがあることがほとんどです。

例えば、急いでいるときに道路で割り込まれたら、強い怒りが湧いたりしますよね。
これは、『ルールを守るべきだ』というあなたの信念が破られたときに起こる怒りです。
無意識に持っている期待や価値観が揺らぐことで、感情が一気に爆発します。

② 恐怖や危険を感じたとき

また、恐怖を感じる場面でも怒りは湧き上がります。
実際、恐怖という一次感情が強くなったとき、それを振り払うために「怒り」が表れることがあります。
これは自己防衛本能の一つです。

このように、怒りという感情は、ただの爆発だと考えるのではなく、その背後にある一次感情に気づくことがとても大切です。
怒りという瞬間的な感情に流されるのではなく、「本当は何を感じているのか?」を考えてみることが、感情のコントロールや、コミュニケーションの質を高めるカギとなります。

怒りを相手に伝えるときは、I(アイ)メッセージを使おう

では、誰かに対して怒りが湧いたとき、その相手とどうやってコミュニケーションを取れば良いのでしょうか?
その答えの一つが、I(アイ)メッセージです。

たとえば、誰かに傷つくような言い方をされたときに「あなたの言い方がムカつく!」と怒りをぶつけると、相手は防御態勢に入りやすくなり、関係がギクシャクしてしまいます。
ここで試してみてほしいのが、「私は、そう言われて悲しかった」と、自分の一次感情(本当の感情)をそのまま伝えてみることです。
そう伝えることで、相手も「傷つけてしまったんだ」と気づきやすくなり、謝ってくれるかもしれません。

もう一つ例をあげてみます。

例えば、家の中でパートナーが、やりっぱなしで、いつも部屋を片付けない場合。
イライラして「どうしていつも片付けないの!?」と怒りをぶつけたくなりますよね。
でも、この言い方だと相手を責めている事になるので、相手は反発したり、やる気をなくしてしまうかもしれません。

ここでIメッセージを使うとどんな表現になるでしょうか?
「私は、部屋が片付けがされていないとイライラしちゃうの。きれいな部屋が好きなんだよね」
と自分の気持ちを伝えてみます。
こう伝えることで、相手は「彼女(彼)にとって、片付けはとても大事なんだな」と、理由を理解でき、少なくとも怒りをぶつけるよりは、対立を避けやすいはずです。

Iメッセージとは、「私がどう感じたか」を素直に表現する方法です。
相手を責めるのではなく、自分の感情や思いをそのまま伝えることで、相手は理解しやすくなり、感情の衝突を避けることができます。

相手の怒りの裏側にある感情を考えてみる

そして、反対に、相手が怒っているときも考えてみてください。
相手の怒りの裏にある一次感情を想像してみるのです。たとえば、誰かが怒っているとき、「もしかして、この人は寂しかったのかな?」とか「不安でイライラしているのかも?」と心の奥にある感情を考えてみるのです。

相手の一次感情に寄り添おうとすると、相手は「理解してもらえた」と感じます。
そうすると、自然と怒りが和らぐことが多いです。
怒りは、実は「分かってほしい」というサインであることも多いので、そのサインを見逃さずに、相手の気持ちに寄り添ってみようとする事が大切です。

自分のルールを押し付けず、相手を理解するための心構え

価値観の違いによって起こる怒りは、誰もが経験することでしょう。
しかし、相手が自分と同じルールや価値観を持っているとは限らない、という柔軟な考え方を持つことで、怒りを和らげることができます。
たとえ自分にとって当たり前のことでも、相手には違う常識や考えがあるかもしれないという意識を持つことで、怒りを抑え、対話を深めるきっかけになります。
もちろん、自分の価値観を伝えることは大切ですが、相手を理解しようとする姿勢も同時に持つことが、穏やかな関係を築くためのカギです。

次回、怒りを感じたときには、感情にただ流されるのではなく、『本当は何を感じているのか?』と自分に問いかけてみましょう。
そして、相手に感情を伝える際にはIメッセージを使って、自分の本当の気持ちを表現してみてください。
意識して何度も実践することで、怒りを上手に扱い、穏やかなコミュニケーションができるようになると思いますよ。


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この記事を書いた人

自分のハート(魂)の声を聴いて生きていくためには、常日頃から心地いい状態に自分を整えて、内側としっかり繋がっていることが大切。
ヨガのエッセンス、音、マインドからのアプローチで自分を整え、心から喜びを感じながら生きるための知恵の発信をしています。

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